親の今の状況を把握する
自分の親が臨終を迎える前にどんな状況なのか、現実問題として把握しなくてはならない。例えば同居なのか別居なのか、健康なのか障害を持っているのか、施設にないっているのかいないのか。まだ元気ではあるが、あと5年10年経った段階でどうなっているのか。明日親が転んで大怪我をするかもしれないし、急な病気にかかってしまうかもしれない。特に注意しなくてはならないのが「認知症」の問題だ。近くにいれば「最近なんだか様子が変だ」と気がつくかもしれない。離れていると確認する機会も少なくなってしまう。
ハイレゾ歌謡曲をやるようになったきっかけ「パーソナルソング」。
自分が「ハイレゾ音源」の歌謡曲を施設やイベントでかけるようになったきっかけに一本の映画がある。2014年にアメリカで公開されたドキュメンタリーで、タイトルは「パーソナルソング」だ。この予告編を見るだけでも大きな驚きと発見があるはずだ。
当時ニュースで取り上げられた際の映像です。こちらもご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=2buRPBIaVDk
全米には500万人と言われる痴呆症のお年寄りがおり、彼らの「思い出の一曲」を探ることで、一時的に「記憶」のみならず「人間性」を蘇らせるという取り組みを追いかけたドキュメンタリーである。
「ハイレゾ音源」の歌謡曲が持つ可能性
今の70代80代がどんな曲を聴いていたのか、マスメディアが発達していく中でどんな環境でどんな音楽を聴いていたのか。もしかしたら、時代ごとに心にとどまる「歌謡曲」が高齢者の心の中に埋まっているかもしれない。昨今歌番組が減少していく中で「いい音で」「昭和歌謡」を「感じる」事ができたら「タイムトリップ」できないものかと考えた。そうすれば「パーソナルソング」の映画のワンシーンが眼前で繰り広げられるかもしれない。そうしていくつかの介護施設を巡りながら音楽をかけると、実際にそのシーンを目の前で見る事ができた。その中で一番反応があったのが西田佐知子の「アカシヤの雨が止むとき」だ。
「遺族予備軍」が希望を持つために見て欲しい「パーソナルソング」。
「パーソナルソング」。考えるきっかけとして、明るい未来があることを信じて一度は見て欲しい映画である。高価な薬よりも高価な治療よりも変えることのできるものは存在するはずだ。
購入・視聴はこちらから
「パーソナルソング」
http://tsutaya.tsite.jp/item/movie/PTA0000MXOOJ