東日本大震災時の津波記事を再見しています。
震災以後の調査・研究から、鉄筋コンクリート造の建築物でも開口部が小さなものは浮力が生まれ水の中の木箱のように浮き上がり、結果横転してしまうものもあれば、ALCの壁は津波で破壊、流されたものの建物の躯体および津波の到達していないフロアは無傷といった事例もあり、同じ鉄筋コンクリート造の建築物でも構造によって津波や水害に対して”強い弱い”が実証されはじめている模様です。
津波避難ビルのガイドラインは2005年に内閣府でまとめられており、アップデートもすすんでいます。
以下内閣府防災情報のページ 津波対策
http://www.bousai.go.jp/jishin/tsunami/hinan/tsunami_top.html
【用語】
RC→Reinforced Concrete 鉄筋で補強されたコンクリート
ALC→Autoclaved Light weight Concrete 軽量気泡コンクリート
【記事】
日本経済新聞2011年4月7日記事
鉄筋コンクリートの建物は津波に強かった
https://www.nikkei.com/article/DGXNASFK0700N_X00C11A4000000/
日本経済新聞2012年1月18日記事
大津波で鉄筋コンクリート造の建物が横転した理由
https://www.nikkei.com/article/DGXNASFK1801T_Y2A110C1000000/
下記記事より